ニーハイやけ

ロードバイクアヘアヘ日記

Tarmac sl4 sport 納車

Tarmac sl4 sport  2017モデル

3台目ロードバイクとして先日Tarmac sl4 sportを購入・納車となった。乗り始めてまだ40km未満だが、感想を記すことにする。現在の持ちロードバイクは、4年前に初めて買ったクロモリのRaleigh CRF(2012)。昨年山登り用にGiant TCR sl2(2016)。今回は通勤にも平地ロングにも使えるミドルクラスのカーボンロードが欲しかった。

 

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なぜターマックスポーツを選んだか

クロモリのラレーCRFはとても良いロードバイクです。なにせ初めてのバイクなので色々教えてもらったような存在です。初めてがクロモリで良かったことは沢山あります。まず丈夫であること。そして柔らかいこと。初心者はよく転びます。乗り始めて1〜2年はよく転びました。自爆が多いですが左折車にはすられたりして3回くらい事故落車も経験しました。エンドが曲がってもクロモリなら戻せます。フレームはそれだけこけまくっても歪みもなし。それから、柔らかいことがなぜ良いか。それはペダリングが綺麗になると思うからです。特にスプリントで50km/hを超えると車体がくねるのがわかります。ペダルを綺麗に回さないと50km/h以上では走れない。柔らかい分パワーロスが多いわけで、いかにロスせずに推進力に変えるペダリングをするかを身体が覚えていきます。初めてのロードバイクなら断然クロモリをお勧めします。

それから山登り用のTCRはステム角を-30度くらいにした変態仕様で、ヒルクライム専用にしています。車重も6.8kg。とても通勤に使うべき代物ではなく、あくまで休日の飛び道具。そういうわけで通勤はもっぱらラレーCRFでしたが、もうちょっと剛性のあるバイクに日頃も乗りたくなりました。通勤にもロングにも使えるミドルクラスのカーボンロードが欲しくなってきたというわけです。

 

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BB問題。でもフィーリングが一番

最近のロードバイクの規格はプレスフィットが多い(ピナレロはスレッドに回帰)中、趣味で乗るにはなかなか不都合も多い。レース機材ならBBが潰れたらフレームごと取り替えれば良いが、一般人にはそうはいかない。BB交換したり定期的にグリスアップもしたい。プレスフィットは読んで字のごとくプレスしてフィットさせる、いわゆる圧入。スレッドBBのようにねじ切りしてあるわけでもなく、押し込んだり木槌で叩き出したりする。フレームに影響がないかと言われれば全くないはずはなく、プレスフィットBBは一般人、または通勤用にはちょっとアレかなと。そこで見つけたのがTarmac sl4 sport。フレームの情報にも『threaded BB(※)』と記載がある、105メインで価格も20万円(税抜き)謎のホイールとブレーキアーチはティアグラだけど、ブレーキは変えればいいし「これだ!」と思ったわけです。上位グレードはOSBB。

※スレッドBBではあるようですが、外すのにスペシャライズドの専用工具が必要でした。よくわからん。でも68mmなのでシマノクランクは付くようです。

そして気に入ったポイントとしては変な柄も入っていなくてロゴだけのシンプルデザイン。2017モデルのカラバリの中ではホワイトのみが私の心を鷲掴みにしました。白いロードバイク。汚れも目立つし雨の日なんかは削れたブレーキシューで、号泣して化粧が崩れた女性みたいになるでしょうが、いいんです。乗った後は毎回掃除するのでいいんです。そしてターマックの2017モデルのフレームは、どこか肉感的で美しい。シートステーがボンキュッボンッ!となっているところとか、トップチューブのカーブとか。要するにフィーリング、一目惚れですね。

2018モデルから『白』消える!慌てて注文

そうこうしてるうちに夏が来ました。自転車業界にとって夏はツールだしニューモデルのシーズン。スペシャライズドもTarmacの2018ニューモデルが発表。上位グレードはモデルチェンジ!シャープでカッコよくなりました。ところが「sl4 sportに白がなくなってる!!!」変更点は多少ありますがフレームは2017と同じみたいだったので、お世話になっているショップからメーカーに2017モデルの『白』の在庫確認。「52サイズある」ということだったので即注文!となったわけです。夏に在庫があるというのは不人気車(カラー)ということかもw

ブレーキはUltegra r8000に交換。ステムは-17°100mmに交換。ステムはもともと80mmが付いていましたが角度が可変になるアダプターが付いてました。そしてハンドルはなぜか420mmのもの。アメリカ人の考えるスケルトンよくわからない。

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そして実走。

想像していた通りでした。クロモリと比べるとガチガチではないけれど芯は硬い。そして振動の角が取れて丸い感じ。タイヤは23cですが25c履いてるラレーより快適です。荒れたアスファルトでも暴れないので余裕が生まれる。振動の収束が早いのはTCRでも感じてましたが、Tarmac sl4 sportもそこそこ収束は早い。ラレーからTCRに乗り換えて最初に踏み込んだ瞬間の、身体が後方に置いていかれるような剛性感はなかった。(ちなみにピナレロGUN RSに試乗した時に感じた剛性感はTCRのさらに上でしたが...)

Tarmac sl4 sportはシッティングでも軽く40km/hまで加速します。同じ加速をラレーCRFで行うのはちょっとしんどい。特に緩斜面での加速感がよく感じたので、やっぱり剛性があるんでしょう。それだけ鉄は柔らかいということか。ハンドリングも自然です。ラレーの直線バカ具合はない。ヘアピンで膨らむこともないでしょう多分。まだ山を走っていないので、登坂性能も如何なものか計り知れませんが。

 

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タマ子よ、あれが金峰山ばい!